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茨城県取手市

駅北土地区整 総仕上げ/桑原地区で組合設立へ支援

2024/02/20 日本工業経済新聞(茨城版)

 取手市(中村修市長)は19日、2024年度当初予算案を公表した。普通建設事業費が20億5034万4000円で、5年ぶりに20億円台を超えたが、資材価格や人件費などの高騰を受けたもの。取手駅北土地区画整理事業6億9512万4000円、桑原地区活力創造拠点整備推進事業4373万3000円、取手駅西口A街区第一種市街地再開発事業1億990万円などを計上した。

 取手駅北土地区画整理事業は25年度までが施行期間となる。今後、新しい交通広場開通後、速やかにA街区の使用収益開始を行い、事業完了に向けて地区内総仕上げの工事展開を予定している。

 桑原地区活力創造拠点整備推進事業は24年度中に地権者合意を図り、区画整理事業認可および組合設立を見込む。25年度以降に換地設計、造成工事などに着手する。市では、補助金交付や技術的支援を通じて準備組合を支援する。

 取手駅西口A街区第一種市街地再開発事業は、再開発準備組合が行う建築設計等に要する事業費に対して補助金を交付し、28年度の竣工を目指す。事業協力者は大京と戸田建設となっている。

 藤代庁舎照明器具LED化事業は8000万円を措置。市初のESCO事業として実施するもの。約1600基の照明器具を改修していく。

 通学路安全対策整備事業は井野台1丁目、桑原、野々井が対象。計1億4500万円を充て、路側帯カラー化や歩車道分離などを行う。

 一般会計は428億4000万円で、前年度比19億3000万円(4・7%)の増。特別会計のうち、取手駅西口都市整備事業が13億6873万8000円で、同5658万7000円(4・0%)の減。競輪事業は21億3377万5000円で、同813万5000円(0・4%)の減となった。

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