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鷹ノ巣1号トンネル本格着工へ安全祈願祭

2024/02/20 新潟建設新聞

 新潟山形南部連絡道路を構成する国道113号鷹ノ巣道路事業では初のトンネル工事となる鷹ノ巣道路1号トンネルの掘削開始に合わせて16日、施工者である安藤ハザマ・植木組JV主催の安全祈願祭が執り行われた。発注した北陸地方整備局羽越河川国道事務所や地元関係者などが参加し、工事の安全と無事故での完成を願った。

 同トンネルは、関川村下川口~大内渕間に整備され、延長は779m。工期は2025年12月24日までを予定する。工事着手からおよそ1年。これまで豪雨で被災した法面の補強工事などが行われてきたが、いよいよトンネルの掘削が本格化する。

 施工JVを代表し、安藤ハザマの清水公北陸支店長は「安全安心な道路ネットワークの早期開通を願う地域の期待を託された重要なプロジェクトに携わる名誉と責務の重さをあらためて認識する。持てる技術力を駆使し、安全は全てに優先するという基本方針のもと地域の交流も大切にしながら慎重に工事を進める」と話し、工事を担当する栗原浩彦作業所長は「技術者として安全に、良いものをつくるため、JV、協力業者が一丸となって工事に取り組む」と決意を語った。

 国道113号鷹ノ巣道路事業は、関川村下川口から片貝まで延長5㎞の2車線の地域高規格道路整備事業。災害に強い道路ネットワークの形成や急カーブ、急勾配区間および冬期交通障害の回避、物流・地域経済の活性化を目的に1997年度に事業化。主要構造物として1号トンネルを含むトンネル3本、橋梁7橋の整備が計画され、これまでに1号橋梁が完成している。

 発注者である羽越河川国道事務所工務第二課の岩崎誠課長は、「地域をはじめ工事関係者の協力をいただきながら鷹ノ巣道路も少しずつ事業推進している。本格的なトンネル掘削が始まるが、安全に十分配慮し、工事を進めていただきたい」とした。

【写真=関係者全員で記念撮影、神事で工事の安全願う】

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