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茨城県古河市

普建費、48.5%増加に/小中21校体育館空調設置

2024/02/21 日本工業経済新聞(茨城版)

 古河市(針谷力市長)の2024年度当初予算案が20日、明らかとなった。主な事業では、総和地域交流センター整備事業費8億1875万円、小中学校体育館空調設置実施設計に係る環境整備事業費1億4727万6000円を計上。公共施設マネジメント関連事業で19億円規模を充てた。普通建設事業費は45億9300万円と、対前年度15億円(48・5%)増加で過去5年で最大となった。

 総和地域交流センター新築においては、整備事業費8億1875万円を計上した。開館は25年12月。新施設の構造・規模はS造2階建て、延べ床面積が1階1489・6㎡、2階1047・7㎡の計2537・3㎡を予定している。

 市内小学校15校および中学校6校では、体育館空調設置実施設計に係る環境整備事業費1億4727万6000円を計上。指定避難所となる小中学校の体育館における機能強化を図る。三和図書館でも同様に、災害時機能強化として、空調設備、トイレ改修に係る事業費4232万7000円を盛る。古河第一中学校では、長寿命化対策を実施。24年度では事業費5億306万3000円を充て、体育館の改良を実施する。

 保健関連施設においても公共施設マネジメントを計画。福祉の森会館では、ホール天井改修および照明のLED化に係る事業費2億5989万4000円を充てた。第三保育所は引き続き長寿命化改修を計画。事業費1億2321万6000円を計上した。また、総和福祉センター「健康の駅」において新たに長寿命化改修を計画。24年度では、事業費4599万3000円を充て、長寿命化計画を策定する。

 産業・都市計画については、未来産業用地整備を推進。大堤地区開発事業費4127万3000円、東山田・谷貝地区開発事業費7503万円を計上した。ネーブルパークでは整備事業費6751万5000円を充て、桜町上辺見線古河工区整備事業費1096万7000円を盛った。

 一般会計は544億5000万円で、対前年比25億5000万円(4・9%)増加。水道事業会計が44億300万円で同3・9%減、下水道事業会計は66億1000万円で同4・6%増となる。

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