高根沢町は20日、2024年度当初予算案を公表した。一般会計は前年度比4・6%増の106億8000万円。普通建設事業費は15・1%減の7億6468万9000円。新規は新産業団地基本計画・排水計画策定。阿久津中は改修工事に向けた詳細設計を委託。新庁舎整備は基本・実施設計や地区計画策定に移行する。(3面に予算額)
新産業団地は1151万4000円。阿久津中は2222万円。阿久津中校舎は築約40年が経過し、町学校施設長寿命化計画に基づき改修する。
新庁舎整備は9901万1000円。現状の業務量等調査も実施する。債務負担行為では新庁舎等整備基本・実施設計業務(25年度)に3億304万円、仮庁舎移転業務(25年度)に604万円の限度額を設定。仮庁舎へは新庁舎に集約・複合化する農村環境改善センターに所在する学校教育課、こどもみらい課、生涯学習課を移転させる。
新庁舎の概算事業費は55億円。庁舎建築工事に約38億円、外構・設計・解体などに約17億円を充てる。配置検討エリアは建設予定地の町民広場の敷地西側、必要規模は約5500平方m。
構造の種別はRC造、S造、木造、形式は耐震構造、基礎免震構造、柱頭免震構造を想定。24~25年度に設計し、26年度に着工。開庁は28年度を予定している。
土木費は宝積寺西通り整備事業に1億6779万1000円、町道108号線舗装修繕に2420万円、町道309-4号線橋の詳細設計など橋梁修繕事業に2218万6000円、町道380号線舗装修繕設計に2018万5000円、都市再生整備計画事業に337万6000円、町道499号線道路改良事業に288万4000円を配分。
宝積寺西通りは事業代替用地や未相続共有地の取得、所有権移転に関する業務、物件補償などを実施。108号線は桑窪の延長80mを10月から25年3月まで修繕する。
380号線は6月から25年2月まで大谷の延長3㎞を設計。都市再生整備は市街地整備のため事業計画を策定。499号線は平田の未舗装区間整備のため、5月から25年3月まで用地測量や不動産鑑定業務を実施する。
このほか、道の駅たかねざわ元気あっぷむら維持整備は1億3025万1000円。電気設備や給湯ボイラー、貯水槽を更新する。
消防施設整備事業は400万円。詰所や可搬車庫など計10棟の消防団関連施設の耐震性を調査する。
高根沢育英会が整備する高根沢第2幼稚園新築に1億9546万5000円を補助。24~25年度の継続事業で、総事業費は9億5976万5900円。補助率は国が2分の1、町が4分の1。
下水道事業会計の資本的支出は6億6226万7000円(3・6%増)、水道事業会計の資本的支出は2億8826万5000円(2・8%増)、宝積寺駅西第1土地区画整理事業特別会計は廃止となる。