渋川地区広域市町村圏振興整備組合（管理者＝髙木勉渋川市長）は21日、２０２４年度当初予算を明らかにした。吉岡町上野田地内で建設する次期最終処分場では測量設計委託料に１億５１０万５０００円を確保した。建設に伴う測量設計、搬入路道路改良工事の測量設計、施設整備基本計画策定を委託する。

次期最終処分場は、既存のエコ小野上処分場と同等の規模で建設を計画している。敷地面積約２万５０００㎡以内、埋立容量６万立方ｍ、被覆施設はＳ造平屋、床面積約７０００㎡と想定。処理対象区域は渋川地区広域市町村圏振興整備組合の渋川市、吉岡町、榛東村の全域。処理対象品目は、処分場と焼却施設から排出される焼却灰および飛灰、粗大処理施設、不燃物処理施設から排出される不燃物残渣。また、施設形式はにおい漏れの少ない被覆型、無放流のクローズド型を採用。埋め立て期間は30年から44年の15年間とし、年間埋立処分量は年間４６２０ｔと計画している。

<pstyle:記事>埋め立て施設維持管理事業として旧小野上処分場の跡地利用のための基本構想の委託に８９３万７０００円、同水処理施設の補修の工事費として９８８万９０００円を計上した。清掃センター長寿命化事業では、炉の改良のための測量設計委託料に７１６万円を盛り込んだ。

このほか◇焼却施設維持管理事業＝委託料３０２２万２０００円、工事費１億５８５２万９０００円◇粗大施設維持管理事業＝工事費６０９１万円◇しらゆり聖苑管理事業＝測量設計委託料６０９万４０００円、工事費１５６２万円―などを充てている。