野木町は、2024年度当初予算案を編成した。一般会計は前年度比3・5%増の88億5100万円。普通建設事業費は31%増の5億522万3000円。重点事業は逆川排水機場ストックマネジメント計画に基づく実施設計、庁舎を含む13施設の照明LED化改修設計・工事。真瀬宏子町長は、新年度から野木第2工業団地に続く新産業団地開発に向けた調査研究と庁舎建て替えを視野に検討委員会を立ち上げる方針を示した。(3面に予算額)
逆川排水機場は1600万円。整備箇所は建屋以外とし、ストックマネジメント計画をもとに選定する。汚水管路施設ストックマネジメント計画に基づく実施設計は825万円、汚水管路更新工事は605万円。ローズタウンの経年劣化しているヒューム管を更新する。
庁舎等照明LED化改修設計・工事は6837万3000円。設計は小学校校舎に607万2000円、中学校校舎に381万7000円を配分。小学校は野木小、佐川野小、南赤塚小、新橋小。中学校は野木中、野木第2中が対象。
工事は体育センターに1547万7000円、図書館に1540万円、町役場本館2~3階に891万円、総合運動公園テニスコートに704万円、保健センターに648万7000円、野木駅自由通路に363万円、文化会館に154万円を措置。体育センターは監理業務委託料も含む。
道路は町道整備事業に1億2899万8000円、道路維持補修等事業に9288万4000円、新4号国道アクセス道路整備事業に3356万9000円を措置。町道整備は工事、測量設計、用地買収、物件補償など。道路維持は町道1級幹線2号線と2級幹線8号線舗装修繕工事、舗装補修などを実施。新4号アクセス道路は工事、用地買収、用地調査費などを補助する。
このほか、佐川野小校舎外壁改修工事・監理業務に4602万4000円、公民館屋上防水改修工事・監理業務に3109万7000円、文化会館小ホール舞台機構設備電装品改修工事に2073万5000円、松原コミュニティセンター内エアコン設置補助に220万円を計上した。
下水道事業会計の資本的支出は公共下水道が前年度比29%減の5億4683万8000円、農業集落排水が2・3%減の3498万7000円。
公共下水道(汚水)は1億1485万6000円を計上。管渠布設・舗装復旧工事、汚水桝設置工事、汚水管路施設点検調査業務などに充てる。
水道事業会計の資本的支出は86・5%増の3億8957万3000円。計装薬注設備更新工事など思川浄水場施設整備負担金に1億4252万7000円、配水管布設事業に1億3739万円を配分。
配水管事業では1級幹線7号線と新橋11号線の配水管布設替え設計、基幹管路更新工事、県道境間々田線配水管布設工事などを実施する。