県安中土木事務所は、西毛広域幹線道路高崎安中工区整備で行う、鍛冶屋川水路工について4分割(分割2号~分割5号)し、3月上旬の条件付き一般競争入札公告へ準備を進めている。一抜け方式での入札を予定する。4工事ともに工種は土木一式で、フレックス工期を採用。実工期は約8カ月を見込む。設計はオウギ工設(前橋市)が手掛けた。
同工区は県道下里見安中線のバイパス整備で、高崎市下里見町地内の国道406号草津街道から安中市下秋間地内までを結ぶ3830m区間。うち、高崎区間が1950mで、残る1880mは安中区間となる。幅員10・5mの2車線道路として整備する。
4工事ともにTHE CLUB golf village(安中5853 )入口周辺の下秋間地内で施工する。今回発注する工事は、発注済みとなっている分割1号施工箇所の下流側が対象。上流側から分割2号、分割3号、分割4号となり、分割5号は分割2号のさらに上流側で施工する。なお、分割1号は萩原建設(安中市)が受注している。
施工延長は◇分割2号=20m◇分割3号=32m◇分割4号=78・6m◇分割5号=51・2m-となる。
分割2号は幅2000㎜×高さ2000㎜のプレキャストボックスカルバートを延長約8m布設するほか、幅2000㎜×高さ5500㎜の大型フリュームを延長約12m整備する。施工に当たって約620立方mの掘削を行う。
分割3号は幅2000㎜×高さ2000㎜のプレキャストボックスカルバートを延長約26m整備。このほか、幅2000㎜×高さ5500㎜の大型フリュームを延長約6m布設する。工事に当たっては約740立方mの掘削を行う。
分割4号は幅2000㎜×高さ2000㎜のプレキャストボックスカルバートを延長約8m布設。このほか、幅2000㎜×高さ2000㎜の大型フリュームの布設を延長約26m行う。また、2基の落差工や約180㎡のブロック積み工も実施する。落差工は延長約20m施工。約310立方mのコンクリートを使用して築造する。施工に当たっては約4400立方mの掘削を行う。
分割5号については幅2000㎜×高さ2000㎜のプレキャストボックスカルバートを延長約14m、幅2000㎜×高さ1200㎜のプレキャストボックスカルバートを延長約37m布設する。工事に当たっては約200立方mの掘削を行うとしている。