鉾田市(岸田一夫市長)は、2024年度当初予算案で旭中学校区統合小整備事業に2カ年継続費(24~25年度)52億4407万円を設定した。道路新設改良事業費6億6523万3000円なども投じる。水道事業会計に串挽浄配水場電気設備更新工事費2カ年継続費7億1000万円を設定。普通建設事業費は40億6372万8000円で、前年比8億2267万円(25・4%)増となっている。
旭中学校区統合小整備事業においては、26年4月開校を目指し、校舎等の建設工事を24年度から2カ年で実施。6月ごろに工事を発注し仮契約を締結。議会の承認を経て、7月着工を目指す。校舎はRC造2階建て、延べ床面積6536㎡を想定。予定地が旭中学校の隣接地(玉田1047-8ほか)で、敷地面積は4万1520㎡とする。体育館がRC造平屋建て、床面積1595㎡、屋外プールに関しては平屋建て、床面積905㎡の見込み。屋外施設として、倉庫やトイレ等も整備していく方針だ。 継続費の年割額については、24年度20億8707万6000円、25年度31億5699万4000円となっている。
道路新設改良事業に関しては、大戸地内ほか11地内において緊急自然災害防止対策事業(排水整備工事)を重点的に行う。
統合小通学路整備事業では、市道8-4339号線(烟田地内)の計画延長2000mを対象に、狭あい箇所や起伏の解消を図る。24年度は道路改良舗装工事(L480m)、流末排水路整備工事などを実施。発注方法は一般競争入札となる見込み。事業は、鉾田南小(烟田1059-1)の通学路であることから、片側歩道2車線へ道路改良を行っていくもの。
串挽浄配水場(串挽1813-8)においては、2カ年で電気設備更新工事を実施。継続費の年割額については、24年度が4億4900万円、25年度は2億6100万円とする。
そのほか▽体育施設管理事業=1億6329万1000円▽消防施設整備事業=1億5575万6000円▽海水浴維持管理事業=5654万7000円▽新鉾田駅待合室改修工事=5500万円▽鹿島灘海浜公園拠点化事業=2080万1000円-などを充当。 一般会計は234億2500万円で、前年比12億5500万円(5・7%)増額。水道事業会計(資本的支出)が11億9213万7000円、下水道事業会計は6億3945万2000円を計上した。