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長野県中野市

誇りと愛着ある施設に/市民会館改修が竣工

2024/03/01 長野建設新聞

 2021年度から進められてきた中野市市民会館「ソソラホール」のリノベーション工事が竣工し、2月28日に現地で引き渡し式が行われた。湯本隆英市長は列席した設計・施工者に感謝を述べ、設計を担当した環境デザイン研究所の仙田満会長は「市民の誇りとなることを期待する」、施工した中野土建の藏谷伸太郎代表取締役社長は「これからも市民にとって愛着あるホールであってほしい」と思いを語った。

 本事業は1969年に建てられた市民会館の大規模改修で、設計監理を環境デザイン研究所・宮本忠長建築設計事務所JV、施工を中野土建・中沢建設JVが担当した。引き渡し式には宮本忠長建築設計事務所の宮本夏樹代表取締役社長や中沢建設の丸山隆英代表取締役社長も出席し、晴れの日を祝った。

 あいさつで湯本市長は「文化・芸術の発信の場としての機能はもちろん、誰もが利用しやすく、また環境にやさしく、将来の変化に柔軟に対応できることを基本方針として整備した」、仙田会長は「既存の面影を残しながらも大胆に変更する思い切った提案をさせていただいた。誠実かつきめ細かな施工に感謝申し上げる。市民の誇りとなり、文化・芸術活動の発表の場となることを期待している」とあいさつ。

 藏谷社長は「コロナ禍、さらにはロシアのウクライナ侵攻の影響による物価高や資材不足と、非常に厳しい状況での施工となったが、工期や費用の問題に対し、市が柔軟に対応していただいたことに感謝申し上げる。また、環境デザイン・宮本忠長JVには、当初予定していた設備・機材が納入できないと分かり次第、迅速に設計変更に応じていただいた」と回顧。「無事引き渡しができたことに安堵している。さまざまな場面で活用していただき、これからも市民にとって愛着あるホールであってほしい」と語った。

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