県は、産業廃棄物の3Rへの取り組みが特に優良な事業者の表彰式を2月16日に県庁で挙行された。表彰では積水ハウス山梨支店(甲府市)と、熊本県果実農業協同組合連合会白州工場(北杜市)の2事業者が選ばれた。当日は各社の代表者が出席し、県環境・エネルギー政策課の関尚史部長から表彰状が授与された。
県では産業廃棄物における最終処分量削減のため、3R活動を進めている。「チャレンジ産廃3R事業認定事業者」として認定し、この中から取り組みが特に顕著な事業者に対して表彰しているもの。
各事業者の取り組みとして、積水ハウス山梨支店は各現場でICタグによる数量や品目を管理することで、責任ある質の高い体制を構築。分別の徹底や廃棄物の排出量削減と再生利用に努めている。
熊本県果実農業協同組合連合会白州工場では、環境対策委員会を中心に廃棄物の排出抑制の検討や処理業者と定期的にリサイクルしやすい分別、有価物の検討を行い、継続的に排出物の削減や再生利用に努めている。
表彰状の授与に関部長は「表彰させていただいた皆さまにつきましては、他の業者の模範となる取り組みが進められている。企業活動の中で、今後とも引き続き建設的な活動に取り組んでいただくことに期待しております」とあいさつした。
表彰を受け、積水ハウス山梨支店の飯野稔課長は「全社で長年続けている取り組みだが、現場の職人さんの分別の意識徹底がすべてなので、今後も指導を進めていきたい。表彰に恥じないように取り組みたい」と話していた。
【写真=関部長、事業者に表彰状が授与された】