守谷市(松丸修久市長)は4日、2024年度当初予算案を公表した。けやき台中学校校舎改修事業には2カ年継続費13億7588万円を設定。10月からの着工へ手続きを進めていく。そのほか主な事業として(仮称)守谷SAスマートIC整備、総合公園新設、新守谷駅周辺土地区画整理、北守谷公民館改修、体育館空調設備工事などが挙がった。
けやき台中学校校舎改修は、大規模改修を行うことで施設の長寿命化を図るもの。9月までに工期中に使用する仮設校舎を設置し、10月から着工。26年3月の完了を目指す。校舎はRC造4階建て、延べ床面積5282・47㎡。継続費の年割額が24年度5億4883万4000円、25年度8億2704万6000円。
(仮称)守谷SAスマートIC整備事業には5954万3000円を計上し、橋梁・道路の予備設計に取り掛かる。また、新規事業化の採択を受けるため、関係機関との調整や要望活動などを進めていく。
総合公園新設事業は、3億9431万7000円を編成。20・8haを対象に、東京ヤクルトスワローズ2軍施設を含んだ総合公園として再整備するもの。市土地開発公社に用地の先買いを委託し、買収。ヤクルト2軍施設の27年1月完成および公園の早期完成を目指す。また、民間活力の導入検討調査や公園施設の実施設計を行う。
そのほか▽新守谷駅周辺土地区画整理事業=3億7278万2000円▽北守谷公民館改修事業=2カ年継続費6億9107万5000円▽体育館空調設備工事=1億2365万円▽環境基本計画策定事業=2カ年継続費1683万円-などを組んだ。
一般会計は369億8800万円で、対前年度比28億6400万円(8・4%)の増。普通建設事業費が37億4927万1000円で、同2億710万4000円(5・2%)の減となった。総合公園新設やけやき台中学校校舎改修で工事費が増額した一方、坂町清水線整備、みずき野大日線整備、御所ケ丘小学校屋内運動場改修(事業完了)などの減額により、5・2%の減となった。
水道事業は収益的支出15億5533万2000円、資本的支出6億1223万6000円。公共下水道事業が収益的支出22億5514万6000円、資本的支出22億667万6000円を計上した。農業集落排水事業に関しては、収益的支出4644万9000円、資本的支出1812万8000円となった。