小諸市は1日、公募型プロポーザル方式による市立芦原中学校区再編に関わる基本・実施設計業務の1次審査を公開で行い、参加申請のあった18者から2次審査に進む2社3JVを選定した。いずれも県外企業また県外企業同士の構成。最終の2次審査は3月29日に行う。
選定した5者は参加申請書類受付順に◆大建met◆PERSIMMON HILLS architects・イシバシナガラアーキテクツJV◆渡邉健介建築設計事務所◆シーラカンスケイアンドエイチ・伊藤暁建築設計事務所JV◆ライフデザイン建築研究所・工藤浩平建築設計事務所JV。
再編事業は現在の芦原中学校の敷地に、坂の上、水明、千曲の3校を統合した小学校と中学校を整備するもの。小学校と中学校の設置形態は検討中。施設整備にあたっては既存中学校校舎の改修による活用を前提とし、不足する施設は増築する。開校予定は2028年度。業務の履行期限は26年3月23日。設計費の上限額は2億円(消費税込み)。概算工事費は35億円程度とする。
事業者選定後の予定スケジュールは24年度に基本設計、25年度に実施設計、26~27年度に改修・増築を行い、28年度に供用を開始する。
なお、審査委員会は古谷誠章氏(早稲田大学教授、NASCA代表)を委員長とし、加茂紀和子氏(名古屋工業大学教授、みかんぐみ代表)、仲綾子氏(東洋大学教授)、佐藤淳氏(東京大学准教授)、柳沢要氏(千葉大学教授)の全5人で構成する。2次審査の様子は1次同様にWEBで公開する。