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さいたまスーパーアリーナ改修、受変電設備にまず予算

2024/03/06 埼玉建設新聞

 県は、老朽化した基幹設備の大規模改修を検討しているさいたまスーパーアリーナで、受変電設備関係の更新工事をまず発注するために3カ年継続費27億2117万4000円を予算要求した。機器類の製作期間を考慮し、改修対象の他業種よりも先に予算を工面する。2024~26年度までの3カ年のうち、24年度は主に契約締結までの期間に充てる。

 さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区新都心8 )は、S造一部SRC造RC造地下1階地上7階(塔屋2階)建て、延べ床面積13万2397・75㎡の施設規模。このうち受変電設備更新工事の24年度発注・契約に向けた工程、発注方法などを検討している。

 受変電設備は特に製作期間の余裕を踏まえ、24年度当初予算案に事業費を計上した。継続費の年割額は24年度4万2000円、25年度8億1584万2000円、26年度19億529万円となっており、年割額の少ない24年度は主に契約手続きの期間に充てられる。

 大規模改修の主要な施工箇所は受変電設備のほか、昇降機、空気調和、音響、可動機構、天井落下防止対策の5種類がある。23年度末が履行期限である実施設計が終了すれば、受変電設備以外の工程もみえてくる。

 大規模改修の基本・実施設計はいずれも日建設計(千代田区、電話03-5226-3030)が受託した。

 改修工事の着手でスーパーアリーナは26年1月中旬から休館する予定。

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