草津町は、草津温泉バスターミナル(草津28)にエレベーターの設置を計画している。2024年度早期の工事発注を目指しており、同年度末の完成を予定している。設計は、バスターミナルの本体設計を手掛けた桂設計(東京都新宿区)が担当しており、23年度内に詳細を詰めていく。
バスターミナルは、1988年竣工のRC造3階建て、延べ床面積2022㎡の施設。1階は売店や観光協会が入居、2階にバス停留所や喫茶店があり、3階が図書館となっている。
設置は、バスターミナル1階の観光協会の玄関付近から2階喫茶店を抜けて3階の図書館までの箇所を計画しており、13人乗りのエレベーターを想定している。
施設は団体観光客の利用が多く、昇降手段が階段と1人乗りエスカレーターとなっているため、観光客からエレベーター設置の要望が出ていた。また、利用者が階段で1階へ降りる際、年に数件の転倒事故や荷物の落下事故が発生しているほか、車いす利用者が昇降できないため、バリアフリーの観点からも設置の必要性があり計画した。なお、バスターミナルは観光の拠点として位置づけられているため、営業を停止せずに工事を進めていきたい考え。
このほか同施設では、外観の改修も検討している。町は、施設が位置する中央通りから湯畑に続く道路を石畳のように見える半たわみ性舗装を施していることから、バスターミナルについても景観に配慮したデザインの変更を今後模索していく。
















