(財)建設業情報管理センターは、建設業の経営分析(16年度版)を取りまとめた。それによると、16年度の全建設業1社平均財務諸表の売上高は5億6811万5000円となり、15年度より1708万8000円(3・1%)増加した。
売上高の推移は、別表のとおり。業種別では、「建築」の伸びが顕著。規模別に見ると、資本金1億円以上の大手が伸ばしており、逆に1億円以下の企業は減っている状況にある。
売上高に対してどの程度の経常利益をあげたかをみる、売上高経常利益率は、全建設業平均で15年度のマイナス0・41%からマイナス0・06%と改善した。
調査は、経営事項審査を受けた建設業者について、申請書類と添付書類(財務諸表)によって行ったもの。調査企業は資本金階層別と業種別に分けており、計11万8263社を対象にした。
















