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志木市は「新複合施設建設工事」の発注方法やスケジュールなどを再調整

2024/03/15 埼玉建設新聞

 志木市は「新複合施設建設工事」の入札参加申込者辞退を受けて、発注方式や事業スケジュールなどを見直して再発注する。

 当初は6月議会後の本契約、7月の着工といった流れを想定していたものの、少なくとも6月議会での本契約は厳しい状況となった。最適な発注方法を練り直し、事業全体の工程を調整する見通し。

 市民会館解体跡地(本町1-11-50)を活用して、市民会館・市民体育館などの複合施設を整備する計画。建築のほか、電気・機械・昇降機・舞台など設備工事、外構工事を一括して、総合評価方式の一般競争入札を1月に公告していた。

 当時の予定価格は104億5400万円。

 入札には1者が参加していたが、1次審査通過後に同者が辞退を表明したため、入札を取りやめる運びとなった。

 辞退の理由として「全国的に設備工事の繁忙度合いが高いことから、設備など下請け企業の確保が難しい」との申し出があったという。

 物理的に設備工事業者側の手が足りないとなれば、予定価格の引き上げや工種ごとの分離発注といった対応だけでは、再発注をしても施工者を確保できない可能性もあり得る。

 市の担当課は、可能な限り当初の施設整備計画を維持しながら、最適な発注方法を探っていく考え。

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