記事

事業者
茨城県土木部

来年度から改良工へ/354号谷田部バイパス

2006/03/11 日本工業経済新聞(茨城版)

 県土木部は、つくばエクスプレス(TX)沿線開発関連道路の整備状況を県議会に説明した。それによると、都市計画道路真瀬大角豆線では、全体計画のうち、「国道354号矢田部バイパス(2・4km)」で用地買収および西谷田川に架かる橋梁下部工事を進めており、来年度にはつくば市島名福田坪地区の改良工事に着手する予定。

 これは、6日の県議会一般質問で、三浦真紀土木部長が飯泉淳議員(自民)の質問に答えた。

 真瀬大角豆線は、平成11年に都市計画決定した約10kmの幹線道路。

 そのうち、つくば市真瀬地内の国道354号の現道との交差部から東側の新都市中央通り線まで2・1km区間は、島名福田坪および萱丸地区の土地区画整理事業に合わせて、国道354号矢田部バイパスとして14年度に事業に着手した。

 これまでに用地買収および西谷田川に架かる橋梁下部工事を進めており、来年度には島名福田坪地区の改良工事に着手する予定。

 その他の道路では、万博記念公園駅へのアクセス道路のうち、新都市中央通り線(L約13・6km)は、駅と県道土浦坂東線バイパスを結ぶ区間のうち、島名福田坪地区において、駅と土浦坂東線の旧道を結ぶ約1・3kmは、昨年8月のTX開業に合わせて供用した。

 島名福田坪地区から北側の土浦坂東線バイパスまでの約1kmは、13年度に事業に着手して用地買収を進めており、今月から工事に着手。来年度以降、早期供用へ向けて工事を本格化させる。

 また、つくば真岡線バイパスと駅を結ぶ島名上河原崎線(約1・4km)については、島名福田坪と上河原崎中西の両地区において、約0・9kmをTX開業に合わせて供用している。

 地区外の約0・5km区間は、13年度から整備を進めており、用地補償契約は今年度ですべて完了の予定。

 引き続き家屋移転と埋蔵文化財の調査を行い、来年度末には供用できるよう工事を進めていく。



紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら