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群馬県太田市

太田市は弓道場建設を計画

2024/03/23 群馬建設新聞

太田市は旧太田東小学校(東本町53-14)の一角に弓道場建設を計画しており、2024年度に建設工事および外構工事へ着手する。当初予算において4億円の事業費を計上している。工事発注時期は年度明け早々が見込まれ、工期は9カ月を予定している。23年度は建設地内のプールおよび樹木などの解体工事を実施し、新築に向けての工事を進めた。

太田市弓道場は竣工から30年以上が経過しており、雨漏りやシロアリなどの被害が発生している状況。また、利用団体からは遠的の併設について要望がされており、現在の敷地では改修や増築が不可能なために、建て替え工事を行うこととなった。

新たな弓道場はS造平屋で、床面積は800㎡程度を見込んでいる。工期については9カ月を予定する。23年度は糸井建築設計事務所(太田市)が設計業務を進めた。

整備する諸室は◇近的射場1(5人立ち)=100㎡◇近的射場2(5人立ち)=100㎡◇近的射場(3人立ち)=45㎡◇近的審判席=20㎡◇遠的審判席=6・5㎡◇事務室=10㎡◇会議室=40㎡◇審判控室=20㎡◇更衣室=30㎡(男女それぞれ)◇便所=男・女適宜多目的トイレ付き◇看的(近的に2カ所、遠的に1カ所)=7・3㎡◇給湯室=6・3㎡◇放送室=5㎡◇弓具庫=4・5㎡◇道場備品倉庫=4・5㎡-となっている。

また、トイレについては男子用の大便器を2基以上、小便器3基以上、手洗器2基以上を整備。女子用は大便器4基以上、手洗器2基以上としている。多目的トイレは大便器、手洗器、ベビーチェア、ベビーベット、オストメイト用対応とする。

場内の設備は給排水や電気設備、雨水排水設備、人工芝、舗装、駐輪場、矢留め板などの整備を予定している。このほか、玄関や倉庫、矢取廊下などを設置を見込んでいる。

舗装面積については矢道が約1800㎡となり、このほかの舗装面積は6500㎡を計画している。

既存の弓道場は2024年度に解体および外構工事の設計を12月ごろに実施。25年度の工事を予定しており、5月ごろに工事発注を行い、現段階では3カ月の工期を見込んでいる。既存弓道場は瓦葺きのW造平屋で床面積541・53㎡の規模となっている。1987年に建てられた。

なお、旧太田東小学校の屋外プール解体工事はハツガイ(太田市)が受注。太陽光発電システム撤去などを含めて解体を手掛けた。

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