長岡市は、新年度当初予算案の下水道事業特別会計に152億5880万円を計上している(対前年度当初6・7%増)。主要事業となる公共下水道事業には32億5995万7000円を投入する方針。主な内訳は、国庫補助分で16億9800万円、単独事業分で7億2397万5000円など。また、中之島浄化センター水処理施設(OD槽)増設工事を2か年で進める方針で、継続費に総額11億4000万円を設定している。
新年度の事業計画のうち処理場関係では、公共下水道の中之島浄化センターでOD槽増設工事及び維持管理計画を策定する。また、栃尾処理センターでは、改築更新に向けた基本設計を委託する予定。
長岡中央浄化センターの機能高度化下水道事業では、汚泥濃縮施設増設工事のほか、変電設備設計及び耐震診断改築更新計画の見直しを行う計画となっている。
国道工事等に伴う管渠移設工事費には1億6350万円を予算化し、旧長岡市及び中之島処理分区で管渠や圧送管の移設を進める。
特定環境保全公共下水道事業(汚水管渠整備)では、国庫補助事業分に3億円、単独事業分に1755万3000円を計上し、寺泊処理区で汚水管渠整備工事や詳細設計を行う予定だ。