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【下妻市】国内最大工場、下妻に建設/28年内に第1期操業

2024/03/29 日本工業経済新聞(茨城版)

 製菓事業を主力とするプレジィール(千代田区、安井元浩代表取締役)は28日、下妻市内の新工場用地取得に係る予約契約に伴い、大井川和彦県知事と面会した。関東エリア初拠点となり、既存2工場を合わせた生産高をしのぐ国内最大規模の工場となる見通し。操業時期は、現時点で全2期を想定。第1期は2028年、第2期が30~32年をめどに操業させたい考えだ。

 -ここまでリード

 建設地は、しもつま中央工業団地3号区画の3万6765㎡。新工場では、プレジィールが扱う全ての洋菓子、焼菓子を生産する。フル稼働時の生産規模は最大4000万個とし、生産高ベース500~600億円、雇用人数300人程度となる見通し。既存の名古屋工場、桑名工場を合わせた生産数が3000~4000万個(生産高400~500億円)であることから、新工場は同社の国内最大級の拠点となる。

 まずは第1期操業に向けて、ゼネコンに取り巻く物価高等の状況や下妻市の当該地造成工事等の進捗を踏まえつつ、着工準備を進めていく。第1期の生産高については、250~300億円を見込む。なお、現時点で全2期とするが今後の環境次第では全3期に変更となるもよう。

 しもつま中央工業団地は下妻市古沢・袋畑地内で、開発面積約37・4ha(分譲面積約28・8ha)。1号区画約19haにカルビーの立地が決まっている。今回3号区画が決まったことから、残区画は2号区画の約6・1haのみとなった。

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