草津町は、天狗山レストハウス（草津58）の建て替えを計画しており、解体工事を第１四半期に発注し、６月中の着工を目指している。入札方式は検討中。計画では12月までに解体工事を完了させ、25年12月までに新施設を建設する。24年度の千客万来事業会計予算では、天狗山レストハウスの建て替え分割第３号（本体工事）費へ24年度から25年度までの債務負担行為として限度額３億５０００万円を設定している。

建物はＡ１棟とＡ２棟が並んで立地しており、いずれも１９７９年竣工のＲＣ造一部Ｓ造となる。また、Ａ１が平屋、Ａ２が２階建てで、２棟合わせた延べ床面積３２７３㎡となっている。

施設内にはチケット売り場や更衣室、有料休憩所および託児所、スポーツショップ、レストランが設置されている。建て替えは、既存施設の耐震強度に不安があるために行う。

町では天狗山スキー場のリニューアルを進めており、２０２３年度には日本ケーブル（東京都千代田区）がゴンドラを建設、山頂レストランの建て替えを佐田建設（前橋市）が行っている。いずれの発注においても景観に配慮した整備を行っており、レストハウスも同様となる予定で、外観デザインを一新する計画としている。

解体に向けたアスベストや地盤調査業務および基本設計をＫ計画事務所（東京都世田谷区）が担当しており、建物の詳細設計をこれから詰めていく。新施設はＷ造２階建てを想定している。