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国土交通省北陸地方整備局(建設)

北陸インフラDX人材育成センターが開所

2024/04/02 新潟建設新聞

 新潟市西区の北陸技術事務所内で整備が進められていた「北陸インフラDX人材育成センター」が3月27日に開所した。最新のインフラDX技術を体験しながら学べる設備を備え、DX人材の育成、建設業への新たな情報発信拠点としての活用が期待される。

 同センターは、北陸技術事務所内の情報棟2階を改修したDXルーム、研修ルームと屋外実習エリアで構成。DXルームでは、ウェアラブルカメラやVR技術を使って遠隔臨場、護岸や樋門などの点検技術を学ぶことができるほか、タブレットを使った3次元測量、バックホウ、除雪トラック、UAVの操作を習得できるシミュレーターなどを整備。またパソコンと大画面を備えた研修ルームは3次元データモデル作成の実習などでの活用を想定する。

 屋外実習エリアには、MCバックホウや遠隔操作室、盛土を設置。実際にMCバックホウの遠隔操作なども行える。

 同日の開所式で、北陸地整の遠藤仁彦局長は、「ソフトや機材、それをうまく活用できる人材が両輪として確保されなければ、インフラDXを進めることは難しい。人材を確保できるかが一番の課題」と話し、「整備局職員のみならず、自治体の職員、建設業界さらには建設業界の将来と未来の未来系となっていただくような学生の方々にも、広く活用をいただきたい」と展望を語った。

【写真=遠藤局長(左)が序幕、DXルーム、研修ルーム、屋外実習エリア】

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