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国土交通省北陸地方整備局(建設)

啓開計画策定第2回協議会で方向性確認

2024/04/03 新潟建設新聞

 北陸地方整備局は3月27日、第2回北陸圏域道路啓開計画策定協議会をオンラインで開き、計画策定の方向性を確認した。

 啓開計画の基本的な考え方として防災拠点へのアクセスルートとなる緊急輸送路の候補路線を選定するとともに、発災後、迅速に対応するための体制構築および資機材を確保する。また、能登半島地震を踏まえて市道や農道、林道などの道路法以外の道路、海や空路など道路以外のアクセス手法も検討する。

 計画の方向性として事前に路線の選定や体制を構築するほか、発災時の対応に道路管理者および関係機関の情報連絡体制の確立、啓開ルートの設定や作業に必要な応援・受援体制を検討。また計画の実行性を高めるため、訓練の実施と計画見直しを継続的に行うことなどを盛り込む。

 今後、計画策定へ各県単位でのワーキンググループなどを設置し、さらに検討を進める。

 北陸地整の信太啓貴企画部長は「能登半島地震では山間地など地形的な制約が多く、道路の啓開、復旧に時間を要した。能登地震での対応や北陸地域での実情を踏まえて実行性のある計画の検討を進めたい」とする。

【写真=計画の方向性を共有】

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