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長野県葛尾組合

41億円余でメタウォーターJV/リサイクルセンター建設

2024/04/05 長野建設新聞

 千曲市と坂城町で構成する葛尾組合(組合長=山村弘坂城町長)は、坂城町中之条にある閉炉したごみ焼却施設を解体し、跡地にリサイクルセンターを建設する。一連の事業について4月2日にメタウォーター・東洋建設・長坂建設・カネトモJVと契約を締結した。契約金額は41億7170万円(税抜き、以下同じ)。予定価格は49億円。設計・施工一括方式で、3年間かけてごみ焼却施設解体とリサイクルセンターの設計、建設を行う。事業完了予定は2027年3月。

 リサイクルセンターは、組合が運営するプラスチック等ストックヤード(中之条)と不燃ごみ処理施設(上山田)の機能を併せ持つ施設として、21年に閉炉したごみ焼却施設を解体した跡地に建設する。工事実施区域は約1万4000㎡。施設は1日当たり10.4tの処理能力を有するものとする。現在のストックヤード(延べ933㎡、02年建設)は、リサイクルセンター完成後、成形品の仮置き場として引き続き使う。

 事業者選定は指名競争入札(総合評価落札方式)で実施。昨年10月にリサイクルプラントメーカー数社へ指名通知し、構成員はメーカーが調達した。今年2月22日、技術提案書の提出があった2JV(落札者以外は非公表)を対象に選定委員会で審査し候補者を決定。4月2日に開催した組合議会で契約議案を承認した。

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