前橋市は２０２４年度、日吉体育館（日吉町２－17－12）で空調設置とエレベーター新設、屋根改修工事の発注を計画している。工事は、工種ごとに夏ごろの公告を目指している。事業費はこれから上程する本予算で確保する方針。

日吉体育館はＲＣ造２階建て、延べ床面積２３３０・91㎡。１階がピロティの駐車場、２階部分がバスケットボールコート２面分を有するメインフロアとなっている。

空調新設は利便性の向上だけでなく、避難所として使用されるため、その機能向上も含めて計画。設置するのはＧＨＰエアコンで、室内機は壁設置型16台、天吊り型８台。室外機は敷地の一角に４台設置する。

エレベーターの設置は、１階がピロティ駐車場でメインフロアは２階にある構造上、フロアに入る方法が階段しかないことから設置を計画。エレベーター棟は施設の南側で体育館に付属する形で新設する。規模はＳ造２階建て、延べ床面積25㎡で、15人乗りとなる。空調およびエレベーターの新設設計は福島建築設計事務所（前橋市）が作成した。

屋根の改修工事は施設の長寿命化を目的として実施を計画。これから屋根の状況などを確認、施工内容を詰めるとしている。現段階では、屋根の塗装塗り替えによる防水工事をメインに実施する方針。

なお、市内の社会体育館は５施設あり、うち空調が未設置なのは同体育館のほかに大胡体育館（河原浜町４７８）のみとなっている。