県管財課は来年四月一日に予定される農務部組織再編に基づく受け皿整備の一環として、年度内に河内庁舎別館改修工事(宇都宮市竹林町一〇三〇-二)を実施する。宇都宮土木事務所に事業移管し、同庁舎内の農務部肥飼料検査所と、病虫害防除所(宇都宮市瓦谷町一〇八〇)の統合事務所として改修する。宇都宮土木事務所では、十二日に設計指名競争入札し、年内に工事発注、三月までに改修を完了させる計画。事業費規模は数千万円とみられる。
別館はRC造三階建て、陸屋根、外装タイル張りの延べ二、三一六・三四㎡(建築面積七七九・一五㎡)。昭和五十四年の建設で、宇都宮保健所が移転後は主に研修用や、河内庁舎の会議室などにあてられていた。工事は内部改修にとどめ、機械設備、電気設備が含まれる。
三階部分を農務部の統合施設にあて、一、二階部分は県庁舎整備中の外郭団体等の移転先としてスペースを確保する計画。このため、三階は空室六室(約二〇〇㎡)を実験室、二~三室(約一七〇㎡)を統合後の事務室として整備する。このほか三階部分には大会議室等(約二〇〇㎡)があるが、用途は設計の中で決める。