県土木部は、国道294号の取手市白山地区4車線化拡幅事業の進ちょく状況を県議会に説明した。それによると、今年度は沿道住宅地の用地補償および改良工事を実施。また、変則的な白山八丁目交差点の改良に向けて用地測量を行っている。
今後は、取手市が施行している雨水排水路や取付市道工事と調整を図りながら、全区間の早期供用を目指し、用地取得、改良工事を進める方針。
これは、8日の県議会一般質問で三浦真紀土木部長が川口浩議員(民主清新)に答えた。
国道294号の白山地区(2車線)の沿線は家屋が連担し、県道や市道が数箇所で交差するなど、渋滞が著しい。そのため県では、現道の4車線拡幅を計画。
平成7年度に、取手環状道路と交差する白山地内から寺田地内までの約700mについて事業着手し、これまでに区間内東側の160mは供用している。
現在は残区間の用地取得などを進めており、今年度は、沿道住宅地の用地補償および改良工事を実施している。
一方で、事業区間内にある白山八丁目交差点は、県道水海道取手線と市道とも交差する変則的な鋭角交差点で、安全性や交通機能の面から課題になっている。
そのため、十字路の交差点に改善することを計画し、今年1月には地元説明会を開催。現在は用地測量を進めている。
今後は、市が進めている雨水排水路工事や市道取付工事と調整を図りながら、同交差点を含めた全区間の早期供用を目指して事業を進めていく。