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(独)水資源機構千葉用水総合管理所

25年度以降に発注/多古調整水槽の新設工事/水資源機構

2024/04/12 日刊建設タイムズ

 水資源機構千葉用水総合管理所成田用水事業所は、多古調整水槽の新設を計画している。実施設計は、第1四半期に総合評価落札方式一般競争入札で委託し、11か月で取りまとめる。工事は2025年度以降に発注する。多古調整水槽は、多古町内に建設するPCタンクで、貯水容量8000m3(全容量8900m3)、壁高20・5m、内径φ25・7m、杭基礎の計画。レベル1・レベル2地震動に対応させる。

 成田用水事業においては、利根川から水を取水・ポンプ揚水し、管渠などを通じて多古町、成田市、横芝光町、芝山町にまたがる約3300haの農地にかんがい用水を供給している。

 現在は、常時ポンプ稼働により用水を圧送しているが、調整水槽を新設することにより、施設管理と稼働に要する労力や費用を削減する。

 5日に、実施設計に関する歩掛参考見積の募集を開始した。応募資格は、機構の一般競争(指名競争)参加資格業者の認定を受けていることなど。参考見積書の提出期間は19日まで。

 見積内容は▽計画準備=現地調査、資料の検討▽設計計画=基本条件、構造、接続管、付帯施設の検討▽場内整備の検討▽水理計算▽液状化判定▽構造検討=構造計算、基礎杭の設計、詳細設計、動的解析結果の構造検討への反映▽動的解析による耐震性能照査=地震動の選定、動的解析による耐震性能照査▽施工計画▽構造図作成▽土工図作成▽数量計算▽特記仕様書作成▽概算工事費積算▽総合検討▽照査▽点検取りまとめ。

平面図 断面図

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