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3年間で集中整備/小中学校の理科室空調

2024/04/13 長野建設新聞

 長野市は小中学校の猛暑対策として、利用頻度が高く整備率の低い理科室の空調設備整備を2024年度から3年間で集中的に行う。24年度事業費として23年度3月補正予算に工事費1億1584万円を計上した。対象校は4校。いずれも電気設備と機械設備の2分離で、第3四半期(10~12月)に発注する。

 市は今回の集中的な整備に当たり、①児童・生徒数が多く、理科室が2室以上ある学校から優先的に設置②中学校は小学校と比べ利用頻度が高いため、理科室が2室以上ある学校から優先的に設置し、全校設置を目指す③小学校は2室とも未設置の学校に設置―という基本方針を設定。24年度の対象校は、小学校が古牧小学校(2室3台)。中学校が東部、北部、更北の3校(計10室20台)。予算の内訳は小学校分が1821万円、中学校分が1億1584万円。

 発注予定によると4校の工事はいずれも電気設備と機械設備の2分離とし、入札方式は事後審査型一般競争入札もしくは指名競争入札を採用。入札予定時期は全て第3四半期で、工期は4カ月。

 年次計画によると25年度は中学校5校と小学校1校、26年度は中学校1校以上と小学校5校を予定。現状の整備率は40.2%だが、3年後には80%まで引き上げる目標だ。

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