記事

事業者
国土交通省,国土交通省官庁営繕部

【建築工事書類】共通項目を自動反映/データ入力シート本格運用

2024/04/12 本社配信

 国土交通省官庁営繕部は、工事関係書類の一層の効率化を図るため、工事関係書類データ入力シートの本格運用版をスタートさせた。基本データシート(エクセル)に共通項目を入力すると、計66書式の共通項目部分が自動的に反映され、書類作成の効率化が図られる。ホームページに掲載しており、受注者に活用を促している。

 工事関係書類作成の効率化は生産性向上の取り組みとして、建設業団体の意見から工事関係書類等の明確化・削減等のほか、受発注者間での協議による書類の省略・集約、受注者独自書式の使用を可能にし、書類の二重提出(紙と電子)を求めないなど進めてきた。2023年3月には、公共建築工事標準書式の改定、工事関係書類データ入力シート試行版を作成した。今回、作成手順・Q&Aを取りまとめた手引きを作成、本格運用版へ移行した。

 工事関係書類データ入力シートの仕組みは、共通データシートに工事件名、工期等の共通項目を入力・保存すると、現場代理人等通知書、火災保険等加入状況報告書、発生材報告書、完成通知書など66書式に共通項目が自動反映される。

 なお、工事請負契約書など契約時に作成されている書類などは除く。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら