記事

事業者
茨城県つくば市

設計終われば公告へ/市営斎場長寿命化に17億

2024/04/16 日本工業経済新聞(茨城版)

 つくば市は、つくばメモリアルホール(玉取1766)の長寿命化改修を計画している。工事費として3カ年継続費17億13万8000円を設定。9月か12月の定例会へ議案上程を目指す。改修設計を、つくば建築設計事務所・建築設計室匠工房JVが2023年度末に納品予定だったが、24年度にずれ込むため、23年度補正予算(第9号)で2367万1000円を繰越明許費に設定した。

 市営斎場のつくばメモリアルホールは、長寿命化計画に基づき老朽化した設備更新や施設改修を行い、長寿命化および省エネ化を図るもの。24~26年度の3カ年で施工するが、期間中は火葬をなるべく休止させない方針。一部の施設利用に制限を設け、改修を実施していく。

 改修内容は▽建築工事(外壁補修、屋上防水改修)▽電気設備工事(照明LED化、発電機更新等)▽機械設備工事(空調設備更新、ポンプ類機器更新等)▽火葬炉設備工事(火葬炉制御システム更新、集塵フィルター交換等)-を予定している。屋上防水については、防水工事後10年以上が経過し、雨漏りが発生している状況。利用者の安全を確保するため優先的に修繕に取り掛かりたい考えだ。長寿命化計画について長大(中央区)がまとめた経緯がある。

 継続費の年割額が24年度6億7889万2000円(工事6億7540万円、監理349万2000円)、25年度5億1120万5000円(工事5億655万円、監理465万5000円)、26年度5億1004万1000円(工事5億655万円、監理349万1000円)で設定している。

 施設規模がRC造一部S造平屋、床面積5562・54㎡。火葬炉6基なども備える。1999年11月に開業した。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら