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埼玉県秩父市

セメント工場跡地計画策定/聖地公園墓園拡張へ

2006/03/13 埼玉建設新聞

 秩父市の18年度予算案には2か年継続の大型事業となる秩父第一中学校改築、吉田中学校改築に着手するほか、秩父第一小学校補強・改造工事にも取り掛かる。また、荒川東小校舎改築へ設計、高篠小校舎と高篠中体育館は耐力度調査に乗り出す。また、懸案となっていた秩父聖地公園の墓園拡張に向けた基本計画策定に着手。セメント工場跡地利用に関しても計画策定に予算を確保した。下水道事業では、雨水吐夾雑物排除施設設計、工事や下水道センター再構築基本設計も進める。

【秩父第一中学校改築事業】

 2か年継続費30億円。久米設計(江東区、電話03-5632-7811)が設計担当。校舎が、RC造4階建て程度、延べ床面積約1万776㎡。体育館は、RC一部S造、3階建て程度、延べ床面積3036㎡。ほか、プールなど。

【吉田中学校改築事業】

 2か年継続費12億5802万4000円。教育施設研究所(中央区、電話03-3548-3250)が設計。RC造3階建て、延べ床面積5700㎡程度。体育館は、1階をRC造、一部2階と屋根をS造とし、延べ床面積約2000㎡規模。学校用地購入や進入道路工事にも取り掛かる

【学校改築関連業務委託】

 17年度見送った荒川東小学校校舎改築設計は再計上。概ねの施設規模を固め、基本、実施設計に取り掛かる構え。地質調査などは実施済み。

 このほか、高篠小学校で用地測量と校舎耐力度調査、南小学校プール改築設計。高篠中学校は、体育館を対象に耐力度調査および実施設計、用地測量を計画

【秩父第一小学校大規模改造】

 工事費2億2000万円を計上。桂設計(新宿区、電話03-3269-6411)が設計。対象は、延べ床面積1966㎡の管理・特別教室棟と延べ床面積1917㎡の普通教室棟。ともにRC造3階建て

【セメント跡地利用計画策定】

 国道140号沿い道の駅「ちちぶ」裏手に広がる太平洋セメント(株)秩父第1工場跡地が対象。栗原市長は就任当初から、地域にとって貴重なスペース、早期に利用計画の検討を進めたいと話していた。同工場は、12年3月に休止。敷地全体のうち約11・7haの施設を廃止・解体される見込み

【聖地公園墓園拡張】

 政府の第4次特区提案に申請した「墓地計画標準の地割規制の緩和」は、現行の都市計画運用指針により運用して差し支えないこととされたことから事業が具体化。秩父聖地公園は、現行1万4000基、提案時は、2万基以上へ拡大としていた。計画策定に598万5000円

【別所浄水場第4配水池】

 1000t規模。日本水道設計社さいたま営業所(さいたま市、電話048-682-1433)が設計



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