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【道の駅】6月下旬に方向性/防災機能と地方創成

2024/04/19 本社配信

 国土交通省は2020年にスタートした道の駅第3ステージについて、今後の展望について議論を開始した。能登半島地震を踏まえた防災機能の一層の強化と、地方創成・観光の加速化を論点に進め、中間評価と今後の方向性を6月下旬に打ち出す。

 道の駅は1993年からの第1ステージ、2013年からは第2ステージと進んできた。20年からの第3ステージでは、25年に目指す姿として▽「道の駅」を世界ブランドへ▽新「防災道の駅」が全国の安心拠点に▽あらゆる世代が活躍する舞台となる地域センターに―を掲げた。

 第3ステージで始まった防災道の駅はじめ道の駅は、自然災害の復旧などで活躍している。能登半島地震では「のと里山空港」が防災道の駅で、その他の道の駅でも復旧作業での拠点として利用・活用されている。さらに、物流の2024年問題ではトラックドライバーの休憩所として、車中泊など多様なニーズもあり、休憩機能、情報発信機能、地域連携機能が求められている。

 今後の検討について、防災面は能登半島地震での事例を踏まえて強化。地方創成・観光では、モデルプロジェクトの深化、多様なニーズと課題への対応を検討する。モデルプロジェクトは、安定運営と地域全体の発展の実現方策を探求するもので、得られたノウハウを全国展開する。

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