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群馬県富岡市

南部ポンプ場移建替へ 5月中旬ごろ発注

2024/04/24 群馬建設新聞


富岡市は、中高瀬地内にある南部ポンプ場の移転建て替え工事に着手する。発注担当課は5月中旬ごろに移転建て替えに向けた管路工事を発注。当初予算で事業費として総額3億7000万円を3カ年継続費に設定している。更新詳細設計業務は2022年度に利根設計事務所(前橋市)が受託してまとめた。流入管や流出管の設計も同業務の中で行った。

当初予算で設定した3カ年継続費の年割額は◇24年度=7000万円◇25年度=1億2000万円◇26年度=1億8000万円-としている。

24年度は管路工事として流入管と流出管を布設する。南牧川で取水した水は、下仁田町を経由して宮崎浄水場まで送水。宮崎浄水場から南部ポンプ場までは流入管で送り、南部ポンプ場から南部配水池までは流出管を敷設し送水させる。

流入管と流出管はともにφ300㎜のダクタイル鋳鉄管(GX形)を使用。流入管と流出管は同時に開削工法で布設する。流入管は既存施設の手前側から分岐させ、新施設までの区間に整備を行う。延長は約200mとなる。流出管については、延長約230m布設する。

25年度は敷地造成工事のほか、建屋建設工事、電気設備工事、機械設備工事に着手。建屋建設工事、電気設備工事、機械設備工事は25~26年度の2カ年で進める。

新施設は既存施設の北東側に位置する中高瀬地内の敷地593・2㎡に建設する。建て替えは、既存施設が老朽化しているため計画した。

新たに建設する建屋はRC造平屋、床面積91㎡の規模となる。なお、建屋の建設に当たっては、コンクリート工法による地盤改良工事についても計画をしている。

建屋の内部にはφ100×φ80×1・5立方m/分×35mの送水ポンプ2台と、70kVA、200Vの非常用発電機1台、390リットルの燃料タンク、次亜注入設備、テレメータなどを設置する。

既存の南部ポンプ場はRC造平屋、床面積7・9㎡。1990年に設置された。内部にはφ150×φ100×2立方m/分×46m×30kWの送水ポンプが2台設置されている。

新施設完成後の既存施設の取り扱いについては未定としている。

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