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新たな物流倉庫が完成、竣工式典で喜び分かつ【日精サービス】

2024/04/26 新潟建設新聞

 自動車部品輸送を中心に物流サービスを提供する日精サービス(小林智行社長、長岡市)は23日、新物流倉庫「長岡ロジスティクスセンター」の竣工式典を開催した。5月7日から稼働を開始する。設計・施工は笠原建設が一括して請け負った。

 場所は長岡市北陽3丁目2021-10地内の敷地7921㎡。長岡下々条工業団地内に位置し、西側に国道8号・長岡東バイパス、北側は北陸自動車道・中之島見附IC、東側には長岡北スマートICが近く、各方面へアクセスしやすい好立地。新施設の稼働に併せ、県内15カ所に設けていた物流拠点を5カ所に集約した。

 小林社長は「施設が無事に竣工し、関係各位には心より感謝申し上げる。新しい施設の強みを生かし最適な物流サービスを提供していきたい」とあいさつ。セレモニーでは日本精機の佐藤浩一社長や施工者の鈴木秀城社長(笠原建設)とともにテープカットを行い、竣工の喜びを分かち合った。

 建物構造はS造2階建て、1階が床面積4318㎡、2階は2167㎡。基礎はTNF工法を採用し工期短縮を図った。倉庫部分の高さは約21・1mで3630のパレットを管理する自動倉庫機能を備える。倉庫の自動化によりオペレーション人員を3割削減した。

 BCP対策の強化へ無停電電源装置や自家発電装置、太陽光パネルなども設置し災害に強い物流体制を構築。トラックドライバーの待機時間削減に向けた予約システムも本格導入し労働環境の改善にも注力する。

【写真=テープカットする小林社長(中央)、完成した新倉庫の外観、自動倉庫は3630パレットを収納】

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