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厚生労働省新潟労働局

5月から職場での熱中症対策キャンペーン

2024/05/03 新潟建設新聞

 厚生労働省新潟労働局は、5月から「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」を展開する。暑さ指数(WBGT)の把握と評価、指数に応じた作業管理や作業中止に関する事項を盛り込んだ作業計画、対策設備の確保など熱中症対策の徹底を図る。5月~9月を期間とし、特に熱中症が集中する7月を重点期間とする。

 県内では、毎年5月以降に職場における熱中症が発生しており、昨年は熱中症による休業4日以上の死傷者数が過去10年間で最多の40人となっているほか、19年には2人が死亡した。

 職場における熱中症の死傷者数は年々増加傾向にあり、建設業での過去5年間の死傷者数は、38人で最も多く、全産業の死傷者数のうち28%を占める。次いで多いのが製造業の34人であり、屋内外問わず、熱中症が発生している。

 新潟労働局では、あらゆる機会を通じてキャンペーン周知を図り、熱中症予防対策を推進する。

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