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茨城県筑西市

道の駅年度内用買へ/玉戸一本松線整備に7億

2024/05/03 日本工業経済新聞(茨城版)

 筑西市では、2024年度に道の駅拡張などさまざまな事業を計画している。道の駅グランテラス筑西は、事業費2億1299万5000円を計上。主に用地購入・補償を24年度内に進めていく。玉戸・一本松線整備事業では、事業費7億7108万円を充て、渡河橋橋脚工事と地盤改良工事を実施。それぞれ10~11月に発注となる。そのほか、明野幼稚園解体、河内公民館解体を予定している。

 道の駅拡張の工事費は、設計および用地取得の状況により、早ければ24年度補正予算、遅くても25年度当初予算にて継続費の設定を予定。概算工事費は約20億円を見込んでいる。着工は25年度を予定し、26年度内の完成予定となる。また、基本・実施設計については、三橋設計が担当し、25年3月21日までにまとめる。

 拡張予定地が道の駅西側約3・2ha。駐車場310台を整備するほか、ふわふわパーク、雲のあずまや、すじ雲コリドーなどを設置する。ふわふわパークは1793㎡規模で、ふわふわドームが2山から3山。雲の屋根を備え、床面積は830㎡を有する。雲のあずまやが30㎡規模で、3カ所設置し、すじ雲コリドーが772㎡規模となる。

 玉戸・一本松線では、24年度に一本松地内において、大谷川に架かる渡河橋の橋脚整備と、大谷川付近で擁壁整備への地盤改良工事を実施する。整備区間は、延長1530mで幅員が16m、両側に歩道を設置する。大谷川に架かる渡河橋区間、関東鉄道常総線線路を跨ぐ跨線橋区間のほか、擁壁整備する区間が含まれている。全体延長の約35%が構造物であり、跨線橋区間が延長約121・5m、渡河橋区間延長約54m、擁壁整備区間は総延長で約354mを予定している。

 玉戸・一本松線の全体延長は2030mで、すでに500mにおいて供用開始している。一本松地内から玉戸地内を結ぶ幹線道路であり、国道50号と国道294号をつなぐ役割がある。

 そのほか、明野幼稚園では事業費2億4877万3000円を充て、施設の解体を実施。24年度内に完了となる。河内公民館においても同様に、公民館施設を解体。事業費1億8515万2000円を計上し、24年度内に完了となる。

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