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茨城県結城市

2・3億で旧本庁舎解体/新設校向け南中環境整備

2024/05/10 日本工業経済新聞(茨城版)

 結城市は、2024年度に元市役所本庁舎の解体など多くの事業を計画している。元市役所本庁舎解体は、上半期内に発注し、9月定例会の議決をもって本契約。10月以降の着工となる。結城南中学校では、新設校整備に向け環境整備を計画。部室、倉庫の整備工事を4~6月に、テニスコート整備工事を7~9月に発注する。市民文化センターアクロス改修については、7日に公告となった。

 元市役所本庁舎の解体は、当初予算にて2カ年継続費2億3155万円を設定。年割額が24年度1億8524万円、25年度4631万円となる。工期が9月定例会議決後から、8カ月程度を見込んでいる。跡地については、複合施設建設を計画。解体後、財政状況を鑑みて基本計画策定に着手する。

 解体となるのは第一庁舎、第二庁舎、第三庁舎のほか、敷地内にある車庫、倉庫などについても解体。西庁舎は、現在結城出張所として機能しており、今後も出張所機能を残す。複合施設供用開始後、解体を検討している。元市役所本庁舎の敷地面積は約7499㎡。構造が第一庁舎はS造3階建て、延べ床面積2956㎡。第二庁舎がS造2階建て、同990㎡を有する。

 結城南中学校では、敷地内に絹川小など5校を集約した新設校を計画。工事費7574万9000円を充て、新設校建設に先立ち、部室などの環境整備を行う。校舎の本体工事では、25年度と26年度の2カ年で実施。工事費については、実施設計の状況、工期を鑑みて、24年度内に設定する場合もある。

 部室および倉庫は、野球部、サッカー部、テニス部用のもので、グラウンド付近に建設。テニスコートを4面整備し、東側校門付近に整備する。テニスコートは敷地南西側と東側に2カ所あるが、東側の整備を先に行い、後に南側テニスコートを撤去する。また、現在、西側のプールおよび部室北側倉庫の解体を実施。解体後、跡地上に新設校を建設する。

 市民文化センターアクロスについては、特定天井等改修工事を7日に公告。事業費として2カ年継続費23億81万5000円を、当初予算にて設定。契約議案上程は、9月定例会を見込んでいる。

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