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長野県坂城町

指名業者決定、下旬にも通知/新複合施設の基本設計プロポ

2024/05/11 長野建設新聞

 坂城町は新複合施設の基本設計業務を指名型プロポーザル方式で発注する。このほど指名業者の選定を終えた。現在、仕様書を取りまとめており、早ければ5月下旬にも指名通知する。当初予算では基本設計およびボーリング調査委託料5370万円を計上している。

 企画政策課は「ボーリング調査は基本設計と別に発注する。基本設計の中で調査地点を検討するため、業務ある程度進捗した段階で事業者を選定することになる」とし、また「基本設計から竣工までの各段階で、進捗などの管理を行うCM(コンストラクション・マネジメント)方式の採用も検討している」と話した。

 新複合施設は、老朽化した保健センターと老人福祉センターの統合に加え、子育て支援センターと図書館の一部機能などを含めた施設として計画。建設予定地は文化センター体育館の道路を挟んだ南側。敷地面積は1万5431㎡。今年2月に策定した基本構想・基本計画素案によると、延べ面積の上限は3000㎡、建物本体工事費の上限額は18億円(外構・造成工事、什器・家具備品工事、立体駐車場、連絡通路、防災倉庫は別途)。

 事業スケジュールは24年度に基本設計、25年度に実施設計をまとめ、26年度に建設工事を行い、27年4月に供用を開始する。予定地に隣接する老人福祉センターは27年度に解体し、跡地は駐車場として利用。保健センターも新施設供用後に廃止する。24~26年度実施計画では24年度5400万円、25年度2億30万円(実施設計、用地買戻し)、26年度22億円(建築工事)を試算している。

 なお、基本構想・基本計画素案は昨年10月に設置された新複合施設建設委員会(委員長=松下重雄長野大学教授)を中心に策定。支援事業者としてNPO法人SCOP(松本市)が携わった。

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