伊勢崎市は市営太田住宅と山王住宅での住戸改修工事について、6月中旬の発注を目指している。各住宅で建築・電気設備・機械設備の3分離する方針。工事を行う戸数は現在も詰めているところ。設計は直営で作成した。
住戸改善は、市営住宅の長寿命化計画を基に計画。改修内容は2住宅で共通したものとなり、3DKから2LDKへの間取り改修や和室から洋室への転換、段差解消などが中心。このほか、浴室やトイレなどへの手すり設置やサッシの複層ガラス化、間取りの変更に伴う電気配線の更新なども行う。また、排水管の維持管理を容易にするため、排水管のうち共有部分を建物外に移す工事も実施する。工事対象となる住戸および戸数は入居状況などを勘案しながらこれから決めるとしている。
太田住宅はRC造3階建てが5棟あり、1棟あたりの住戸数は24戸の計120戸。2023年度も同様の工事を3戸で実施。工事は◇建築=三藤建設工事(伊勢崎市)◇電気=国定電機(伊勢崎市)◇機械=矢島設備(伊勢崎市)-が担当した。
山王住宅はRC造4階建てが10棟、2階建てが1棟の計11棟で構成。戸数は192戸となっている。23年度は4戸で工事を実施。受注者は◇建築=三藤建設工事(伊勢崎市)◇電気=伊勢崎電設(伊勢崎市)◇機械=中西工業(伊勢崎市)-となっている。