さいたま市都市局が１７年９月補正予算に計上した大宮公園サッカー場改築工事のうち、建築工事をきょう、ＷＴＯ案件の一般競争入札で公告する。工事内容は、メーンスタンド増築、サイド、バックスタンド新設およびメーンスタンド屋根新設、フィールド新設など。設計額は２６億９０００万円（税抜き）。参加形態は３者ＪＶ。入札日は５月１日。工期は１９年１０月１９日。電気設備、設備設備などは追って発注。

　場所は、大宮区高鼻町４丁目地内の大宮公園内。既存施設を解体した跡地にＲＣ造地下１階、地上３階建て、建築面積７９８２・２１㎡、延べ床面積は１万２８９・１㎡。基礎は杭基礎（支持杭）、屋根構造はＳ造片持ちトラス式。

　観覧席は、これまでの１万２５００席から、固定席１万１１９席、車椅子席４７、立ち見５３００席を含む約１万５５００席に拡大。

　外壁仕上げは、メーンスタンドが吹き付けタイル、サイドスタンドはコンクリート打放し。スタンド席回りはメーンスタンドに防水塗膜、サイドはプレキャストコンクリート版。屋根は鉄骨部が耐火塗料仕上げ、膜は四フッ化エチレン樹脂コーティング膜。フィールドの天然芝はティフトン。

　照明塔は４基（３５ｍ）。ほか、防犯設備、報道用施設配管などを予定。大型スクリーン（約４８０インチ）はＮＴＴの負担が予定されている。

　実施設計はＮＴＴファシリティーズがまとめた。（参加条件など公告文は５面）。