記事

事業者
埼玉県秩父市

新工事成績評定を/栗原市長が施政方針

2006/03/18 埼玉建設新聞

 秩父市の栗原稔市長は、3月定例会初日に施政方針を説明、18年度の主要事業などについて明らかにした。この中で、工事成績評定システムの構築があげられた。

 工事成績評定システムについては、市民へより精度の高い公共工事を提供するのは自治体の責務とし、「公共工事を適切に評価し、併せて品質確保の取り組みとして、新たな工事成績評定システムの稼動・運用を開始する」と話した。さらに、工事成績の公表および周知などのより一層の情報開示についても検討するとした。

 聖地公園の墓園拡張については、近年の核家族化と高齢化の進行による墓所需要の増加により、既存墓地の貸し出し可能数が減少。需要に応じていけないことから整備拡張をも含め、将来的な需要に応じていくため、基本計画を策定する。

 防災拠点となっている消防団詰所については、第6分団第3部および第4部の合併による建物新築工事を行う。

 都市基盤整備では、16年度から実施している蒔田地内幹線道路工事、伊古田地内から吉田地内へ通じる幹線道路拡幅工事、19年度の国道140号皆野秩父バイパス供用開始に併せた小柱インター内の歩道整備工事、大畑町地内秩父第一中学校先の未改良幹線道路拡幅工事、下吉田地内桜井橋整備工事、大滝地内神岡橋整備工事などを進める。これら幹線道路は複数路線を1つのパッケージとし、地方道路交付金制度を活用、19年度までの3か年継続事業として実施している。また、荒川上田野地内の千手観音前の拡幅工事は道路整備交付金事業を活用して実施する。

 庁舎などの改修、耐震化では、47年竣工の吉田総合支所、39年竣工の大滝総合支所はともに年数が経過していることから耐震診断を行い、さらに補強設計まで実施する。荒川総合支所は、高架水槽劣化修繕、屋根防水シート改修のほか、1階のローカウンター工事を実施する。

 移動通信網整備では、大滝中津川地区、吉田地区に移動通信用鉄塔を整備し、携帯電話使用が可能となるよう進める。情報化計画も策定。



紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら