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茨城県筑西土木事務所

筑西つくば線改良工・上曽トンネルは取付道路

2024/05/17 日本工業経済新聞(茨城版)

 県筑西土木事務所では、2024年度にさまざまな事業を計画している。道路整備では、主要地方道筑西つくば線におけるバイパス整備、養蚕橋の架け替えを推進。東山田岩瀬線バイパスは桜川市工区での用地取得を進めていき、上曽トンネル事業では、取付道路の整備を行う。河川については、桜川にて河道掘削、築堤を進めていき、田川においては築堤工事のほかに用地買収を行っていく。


【主要地方道筑西つくば線整備事業】

 主にバイパス整備と養蚕橋の架け替えを進める。バイパス整備では、筑西市村田地内の県道筑西つくば線現道から県道つくば真岡線までの用地取得および道路改良工事を計画。24年度は、延長3080m区間にて行う。全体計画では、延長が6960m、幅員27・0/13・0mを見込んでいる。一般県道下妻真壁線から筑西市中根の現道までの約2200m区間については、すでに供用開始している。

 養蚕橋においては、橋梁取付道路の改良舗装工事を進め、24年度内の供用開始を目指している。全体延長は560m。うち橋梁部分が174mで、幅員が14・0/7・0mとしている。

【東山田岩瀬線バイパス整備事業】

 桜川市下谷貝地区において、用地取得を桜川市と協力しながら進めていく。用地取得が完了した部分から道路改良工事に着手。通学路であり、狭あい部分の解消を進める。全体計画は延長8280m、幅員12・0/6・0mで、桜川市内部分の延長については6120mとなる。

【上曽トンネル整備事業】

 24年度はトンネル設備工事、取付道路の改良工事を進めていく。トンネルについては、23年度に桜川工区と石岡工区が貫通。全体延長が5580m、幅員は13・0~8・0/6・5m。トンネル部分が3538mで、桜川市区間が1599mを有する。

【桜川河川改修】

 桜川市内の真壁工区と大和工区、計16・5㎞区間において河道掘削や樹木伐採を実施。24年度は、下流の筑波工区の進捗状況を考慮しながら、流下能力向上のため、河道掘削や屈曲部の解消、樹木伐採を進めていく。真壁工区の全体延長が11・750m、うち緊急改修区間が8200mとしている。大和工区の全体延長は4750mとなる。

【田川河川改修】

 鬼怒川合流点から県道結城二宮線に架かる福良橋までの約4・5㎞区間の堤防整備を進めている。24年度は、掘削・築堤工事を進めるほか、未買収地の用地買収を行っていく。

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