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山梨県新環状道路建設事務所

本年度33億円超確保 本年度主要事業

2024/05/17 山梨建設新聞

 県新環状道路建設事務所(清水一正所長)は本年度の事業概要をまとめた。新山梨環状道路(東部区間Ⅱ期)について、落合5号橋の上部工の製作・架設のほか、(仮称)東油川ICの オン・オフランプの施工を予定。同IC以降の下部工にも着手する。早期事業進捗を目指し、これまで以上の速やかな発注を目指すとしている。

 本年度事業費は33億7900万円(国の内示額)。これに昨年11月の国の補正予算により配分された46億円のうちの繰り越し分を合わせて財源とする。

 東部区間Ⅱ期の事業期間は2014~30年度までの17年間を予定する。計画延長は5・5km、幅員は 7・0(9・5)m。総事業費は590億円を見込む。

 23年度までに約2割の工事が完了した。本年度、落合西ICー(仮称)東油川IC 間では、残る橋梁(仮・落合5号橋)の上部工製作架設に着手。6月の入札公告を目指し準備を進める。また東油川ICのオン・オフランプ部の道路改良やランプ橋下部工を予定する。

 続く広瀬ICまでの間においても橋梁下部工事や道路改良工事の発注を予定。「(仮称)小石和1-1号橋」(L150m、橋脚5基)の詳細設計にも着手する。

 新山梨環状道路全体の概要は次の通り。

■西部区間(中部横断自動車道 双葉JCTー南アルプスIC間)。延長約10㎞(04年3月供用、NEXCO中日本施工)。

■南部区間(南アルプスICー西下条IC間)。延長約9㎞(09年3月供用、県施工)。

■東部区間Ⅰ期(西下条ICー落合西IC間)。延長1・6㎞(22年11月供用、県施工)。

■東部区間Ⅱ期(落合西ICー仮称・広瀬IC間)。延長5・5㎞(事業中、県施工)。

■北部区間(広瀬ICー仮称・岩森交差点間)。延長約17㎞(事業中・調査中、国施工)。

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