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長野県測量設計業協会

新会長に吉竹氏/副は小山氏と安藤氏/通常総会

2024/05/18 長野建設新聞

 県測量設計業協会(佐藤芳明会長)は16日、第55回通常総会を長野市のホテル国際21で開催し、任期満了に伴う役員改選で、新会長に吉竹行仁氏(アズミエンジニヤ)を選出した。副会長には小山忠孝氏(嶺水)を再任、安藤達也氏(国土監理)を新任した。

 7期14年にわたり協会をけん引した佐藤会長は、退任あいさつで「長い間、多くの方々にご指導ご鞭撻いただいた。おかげで無事務めを果たすことができた。全国や関東地域に知り合いもでき、大きな財産となる経験をさせていただいた。立場は変わっても協会の一員。吉竹新会長は実に優秀な方。引き続き協会活動にご理解ご協力をお願いします」と述べた。

 吉竹新会長は「退任される佐藤会長や理事が屋台骨となり、協会の発展に尽くしてこられたことに敬意を表します。これからも会員の経営安定のため活動していきますが、皆さまの協力がなければ何もできません。引き続きご協力とご指導をお願いします」と呼び掛けた。

 議事では2024年度の事業計画や収支予算案など、提案された全ての議案を原案通り承認した。

 また、新たに入会した正会員の測地(島田正敏代表)と賛助会員のフォト・オフィスオーツー(大坪幸信代表)が紹介され、あいさつに立った測地の島田代表は「入会できたことは大きな喜び。長野県の発展のため、皆さま共に力を尽くしていく」と決意を述べた。

 総会には協会顧問を務める萩原清県議会議員、国土交通省長野国道事務所の小田川豊所長、千曲川河川事務所の浅見和人所長、県の新田恭士建設部長などが駆け付け、晴れの日を祝った。

 来賓あいさつで長野国道の小田川所長は「能登半島地震をはじめ全国的に自然災害が多発している。速やかな復興が重要であり、皆さまの技術力が必要。これからも皆さまと力を合わせ、社会資本整備に取り組んでいきたい」、県の新田建設部長は「近年の物価高、人件費高騰の中、働き方改革も進めなければならない。県では、しっかり予算を確保するとともに、喫緊の課題である担い手確保にも皆さんと一体で取り組んでいく。大地震が発生した際、最優先となる緊急輸送路の啓開には最新技術が不可欠。インフラを守るためにも、建設や測量設計業の皆さまが安定した基盤のもと、継続していくことはとても重要」と考えを述べた。

 県測量設計業協会の新役員は次の通り(敬称略)

 ◆会長=吉竹行仁(アズミエンジニヤ)

 ◆副会長=小山忠孝(嶺水)、安藤達也(国土監理)

 ◆理事=伴野節男(環境都市設計)、佐藤芳明(タイヨーエンジニヤ)、山本元栄(日測設計)、太田清寿(大成測量設計)、村松忠次(藤測)、村山幸男(常務理事兼事務局長)

 ◆監事=駒村信夫(国土設計)、銭坂治(元事務局長)

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