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長野県特別支援教育課

基本計画策定支援 28日にプロポ開始/寿台養護校の施設整備

2024/05/22 長野建設新聞

 県教育委員会特別支援教育課は寿台養護学校(松本市寿豊丘811-88)の施設整備に向けた基本計画の策定に当たり、建築コンサルタントの参画を決め、事業者を公募型プロポーザル方式で選定する。来週28日に手続きを開始する予定。参加形態は単体または3者以内で構成するJVとする。発注規模は税込み予定価格2000万円未満。

 「寿台養護学校施設整備事業基本計画策定支援業務」として発注するプロポの参加要件は①県入札参加資格の建築コンサルタント(同等資格を含む)を有する1級建築士事務所②公共性を有する建築物で延べ1000㎡以上の新築、増築、改築の設計実績③単体またはJV代表構成員は、管理技術者に「公共性を有する建築物で延べ1000㎡以上の新築、増築、改築の設計実績(管理技術者または担当技術者(建築意匠)としての実績)」を有する1級建築士を配置⑤単体またはJVの代表以外の構成員は、建築(意匠)主任担当技術者に「公共性を有する建築物で延べ500㎡以上の新築、増築、改築の設計実績」を有する1級建築士を配置―など。地域要件は設けない。

 資料提出期限は7月中旬、ヒアリングは9月初旬を予定。特定後、2025年3月21日の履行期限で業務を委託する。その後の基本・実施設計についても本業務の事業者へ委託することを想定している。

 同事業は施設の老朽化や教室不足などに対応するため、隣接する旧中信松本病院跡地の一部(面積8356㎡)を購入し、必要な施設整備を行う。23年度11月補正予算で土地購入費1億1600万円を計上するとともに、施設整備に係る測量、地盤調査費として限度額1282万円の債務負担行為を追加。土地の購入は完了しており、測量業務は今年3月に行った入札の結果、日本綜合建設(長野市)へ委託している。

 購入した土地には増築棟(普通教室棟)、校庭、駐車場などを整備する計画。予定スケジュールは、24年度中に基本計画を策定するとともに、各種調査を実施。25年度から26年度前半にかけて基本設計、実施設計をまとめ、26、27年度の2年間で増築棟の建設工事を実施する。外構工事は増築棟の運用を開始した後に行う。

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