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群馬県桐生市

桐生市は幼稚園施設改修事業に着手

2024/05/22 群馬建設新聞


桐生市は幼稚園施設改修事業として、2025年度に開設となる広沢認定こども園の整備に向けた改修工事を早ければ6月に一般競争入札で公告する。工期は9カ月を見込んでいる。

広沢認定こども園は広沢幼稚園(広沢町4-2099)と広沢南部保育園(広沢町6ー606-4)を統合するもので、広沢幼稚園を改修し、2025年度から認定こども園として開園を見込んでいる。

広沢幼稚園は1974年に建設されたS造2階建て、延べ床面積795㎡および81年建設のS造モルタル塗り平屋の179㎡の2棟で構成されている。2013年度に全面改修を行っている。保育室は5室および遊戯室が1室整備されているが、こども園となるため、給食室の整備が必要となる。認定こども園後の定員については明らかにしていない。設計業務は直営で進めており、詳細は詰めている。

広沢南部保育園は66年度に建設され、W造スレート茅葺一部瓦棒葺平屋で床面積は355㎡。2025年度から閉園とし、解体が見込まれているものの、発注時期などは未定となる。建物解体後の活用方法などについても今後、詰めていく。

特定教育保育施設の入園対象となるゼロ歳から5歳の人口は年々減少しており、幼稚園および保育園の入園状況は大幅に定員を下回っている状況。施設は1965~75年代にかけて建設されたものが多く施設の老朽化も進んでいる。今後も配置の見直しや統廃合、民営化なども含めて検討を進めていく方針としている。

なお、当初予算で広沢幼稚園施設改修工事費1億5849万9000円を計上している。

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