新潟県労働衛生医学協会(佐藤幸示会長、新潟市中央区)が、三条市上須頃地内のミズベリング三条近くに建設を進めていた「県央健診スクエア」が、このほど完成し14日にオープンした。新たな施設は、ミズベリング三条近くの上須頃字中沢道上4-1他地内で建設。S造3階建て、延べ床面積3119・8㎡。施工は加賀田組、設計・監理は細貝建築事務所(長岡市)が担当した。
「ゆったりリラックスできる施設」をコンセプトにアースカラー、木目調のデザインを取り入れ、自然光と間接照明を多用するほか、効率的に外気を取り込む省エネ空調、換気設備を導入している。
1階は健康診断、2階は人間ドック、3階は人間ドックリラックスフロアで構成。各階に女性専用フロアが設けられ、男女別で区切られているほか、最新の検査機器を導入し、県内随一の有資格者数を誇る検査技師が検査に当たる。
また県内の健診施設では初めて、検査支援システムを導入。タブレットを使い、検査の混雑状況を考慮して受診者の誘導、呼び出しをはじめ、検査結果の確認や待ち時間には電子書籍やゲームもできる。さらに3階のリラックスルームでは人間ドック後に健康に配慮した「すこやか弁当」を提供する。
10日には内覧会が開かれ、地元企業や関係者、滝沢亮三条市長も新しい施設を見学した。同協会では「高い精度の最新検査機器と効率化により検査の待ち時間を減らすだけではなく、小さな疾患、病変を見つけ出すことで、県民の健康維持につなげる」とする。
【写真=県央地区の健康を支える健診拠点誕生、県内初の検査誘導システム、最新検査機器を導入、県内随一の専門スタッフ】