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北陸地質調査業協会が総会で本年計画など承認9月に新潟で技術フォーラム

2024/05/21 新潟建設新聞

 北陸地質調査業協会(平野吉彦理事長)は16日、2024年度通常総会を新潟市中央区のホテルオークラ新潟で開いた。本年度事業計画や予算、役員選任などが審議され、いずれも全会一致で承認した。

 本年度事業計画では9月に全国地質調査業協会連合会(全地連)主催の技術フォーラムが新潟県で開催されるほか、地質調査業の社会的地位向上への広報活動、能登半島地震をはじめ自然災害での復興対応、社会資本整備への協力、技術力向上と担い手確保に向けた検定試験、講習会の開催などを予定している。このほか役員選任では、新たに監事として応用地質の加藤弘氏の就任が承認された。

 9月26日~27日に開催する全地連主催の技術フォーラムでは、朱鷺メッセを会場に、技術発表会や展示会をはじめ、前国土交通省事務次官で日本建設情報総合センター理事長の山田邦博氏の特別講演などが企画されている。

 冒頭のあいさつで平野理事長は、能登半島地震への対応について、「地質調査の成果が出なければ、復旧のための設計・施工へとつながっていかない。協会一丸となって早期復旧に尽力したい」とし、近年、頻発する自然災害に対し「地域の地盤に精通する専門家、地盤の主治医、ジオドクターとしての役割を継続していく使命があり、技術者の育成に取り組む」と語った。

 また、総会後には、技術者4人と役職員4人を表彰した。協会の発展に貢献した受賞者に対し、平野理事長は「62年の協会の1ページを紡いでくれたこに御礼申し上げる。北陸の地質調査業のため、後輩の育成にも努めていただきたい」とし、表彰状と記念品を贈呈。受賞者を代表し興和の鈴木直文氏は「先輩の指導と励ましがなければ、今回の受賞はない、これからも貢献できるよう尽力したい」と謝辞を述べた。

 本年度の受賞者は次の通り。※敬称略

 ◆技術者表彰

 ◇佐藤文彦(キタック)◇鈴木直文(興和)◇中村有宏(ホクコク地水)◇鈴木崇広(能登建設)

 ◆役職員表彰

 ◇相田裕介(キタック)◇尾蔵丈房(ホクコク地水)◇滝田喜久男(興信工業)◇桜井幹郎(北陸基礎開発)

【写真=平野理事長、本年度事業計画などを審議、協会発展の功労者表彰】

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