つくば市の体育施設関連工事をまとめた。フットボールスタジアムつくばでは屋根外壁改修を実施する。谷田部総合体育館の設備改修なども予定している。いずれも、まもなく一般競争入札を行い、８カ月程度の工期で整備を進めていく。そのほか、３施設の設計費として１３８３万８０００円を措置。５～６月にかけて一般競争入札で委託し、順調なら２０２５年度に工事を実施する計画だ。

　つくばウェルネスパーク（つくば市山木１５６２）内のフットボールスタジアムつくばでは約７０００万円を投じ、スタンドおよびクラブハウスの改修工事を行う。内容については、屋根防水がスタンド、クラブハウス合わせて４００㎡程度、外壁のクラック補修が計１５００㎡程度となる。一部座席の交換も予定している。２０２５年２月初旬の工事完了を目指す。

　建物は、スタンドがＲＣ造２階建て、延べ床面積１３２５㎡。クラブハウスはＳ造平屋、床面積４２８㎡。いずれも09年度の建築となっている。

　谷田部総合体育館（谷田部４７１１）においては、キュービクルの部品交換、バスケットゴール（２対）の改修、駐車場舗装改修およびスロープ付け直しを進める。工事費として約４０００万円を計上。構造がＳＲＣ造２階建て、延べ床面積３５８１㎡、建築年度は80年度。

　体育施設の改修に係る設計も進めていく。高崎サッカー場（高崎14－１）ではトイレおよび倉庫の改築設計を予定。大穂体育館（筑穂１－10－４）の空調設備設計も計画している。大穂体育館、東光台体育館（東光台５－13－５）および豊里体育館（高野１１９７－20）では、吊り下げ式バスケットゴールの改修設計も実施する想定だ。５月下旬から６月上旬にかけて一般競争入札で委託。順調にいけば、２０２５年度に改修工事を進めていく。

　整備は２０２０年度策定の「スポーツ施設個別施設計画」に基づき、施設の長寿命化を図っていくもの。更新の優先順位に関しては、谷田部総合体育館、さくら総合体育館、谷田部テニスコート（男女更衣室、便所棟）、豊里テニスコート（男女更衣室）、豊里体育館が上位５施設に位置付けた。